2013年8月3日

どけへんなあ

うちの家の前の道は近所の小学生中学生高校生の通学路です。今は夏休みですが、部活動やらで朝晩大変賑やかです。普通はもっと賑やかで、せみがラッパを吹きながら太鼓を叩いているようです。若さがはじけ、健康そのままです。

そんな彼らをかき分け、二日酔いのおっさんは毎日パンを買いに行きます。男の子はおっさんに気付き、道をあけてくれることが多いですが女子は手強いですね。中には五人横並びと言う、しかも手をつなぎ、今にも花いちもんめが始まりそうです。

こうなると横もすり抜けられません。気の弱いおっさんは六人目となり手をつなぐわけにもいかず、と言って、こらあどけえ、おばはん予備軍、ケツから指突っ込んでヘソから世間覗かしたろかい、などと大人げないことも言えません。

ところが、今朝、五人横並びは車に思い切りクラクションを鳴らされていました。やっとこさ道をあけた五人横並びは口々にドライバーのおっさんが禿げてるとか、嫁さん浮気してるとか、もうじきリストラされるとか、ネクタイが趣味悪いとかしゃべり出しました。

恐ろしい観察力、あなどれない。ああ、気の弱いおっさんで良かった。それにしても、ただではどけへんなあ。

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