2015/09/19

コンビニ

たまにコンビニで買い物をする。前は何を買っても入店ポイントが付いたので、タバコなどセコく買っていたが最近はそれも無くなり、タバコはもともとポイントが付かないので、近所の商店で買っている。徒歩30秒、カードは無いので顔見知りのおばちゃんの対面販売。と言っても最近あんまり吸わないので週に一箱くらい。それでも何回かに1回は使い捨てライターをくれる。コンビニのポイントよりありがたい。

入院中、病院の売店はファミマだったので、雑誌やらお菓子やら買ってポイントを貰っていたが先日、久し振りにコンビニに行き、新幹線で食べるおにぎり、缶コーヒーなど買おうとしたが、前の方で中学生らしき男の子がおでんを4個、アイスクリーム、お菓子、雑誌やらを買い、それぞれ別の袋に入れてもらい、生意気にも1万円冊と小銭を1円単位で探し始め、結局小銭は足りず、1万円でお釣りを貰い、今度はポイントカードを探すのに手間取り、うちのオババ状態。

電車の時間は迫り、明らかに私の前のおじさんも苛立っている。やっとおじさん、ビールとタバコとスルメ、同じ新幹線に乗るみたい。コンビニの兄ちゃん、当たり前のように、成人確認ボタンにタッチお願いしまあす、である。と、おじさん、あんた押しといて。お兄さん、ご本人でお願いしまあす。おじさん、ほな、いらんわ、と商品をレジに置いて改札に走った。私もこら、ほんまに乗り遅れると、わしもいらんわと商品をレジに置いて改札に走った。何とか間に合ったが、あの商品はどうなったんだろう?

この場合、空気を読めん子供を育てた親をののしるべきなのか、兄ちゃんを責めるべきなのか、コンビニの親会社にしょうも無いシステムを作るなと文句を言うべきなのか、迷ってしまう。あの時コンビニの兄ちゃんは、スンマセン、僕、未成年なので押せませんと言えば、違う展開になっていたと思う。

それよりも、レジを1000円以下とか20才以上専用とか、チンする人専用とか、時間と手間かける人専用とかにすれば良いのである。とぼやくと、友達曰わく、レジは何個あっても行列を一つにすれば良い、と言われた。なるほど。納得したが成人タッチはいらんわ。

そう言えば、ミラーに顔を映して成人確認をして、タバコを買える自販機がある。かつて47才の私が買えず、18才の息子が買えたことがある。自販機にあほかーと叫んでしまった。

2015/09/14

タバコ

入院のおかげもあり、その前から減っていて1日15本位が7、8本、手術前後は0本。今日は朝起きて今までで3本。

それは私の事情。入院中、採血が朝5時なので、あとは眠れなく、仕方なく病院の廻りを散歩するとそこら中吸い殻だらけ。ワンカップやビールの空き缶。お金が落ちとればいいのだがそれは無い。

隠れ酒、隠れタバコ、やれないことは無いが、病院内はもちろん、近所にも売っていない。自動販売機はあるがカードが無い。歩いて10分ほどに駅やコンビニはあるがパジャマ姿に点滴しながら買いに行く根性は無い。タバコも酒も採血ですぐばれる。にもかかわらず、向かいのベッドのおじさんは夜な夜なバス停のベンチに座り、パジャマ、点滴でワンカップ、タバコを吸いながら携帯で、あんパン食べても味せえへんねんと、しゃべっている。毎日放射線治療している。説明書通り喉は焼けて味覚が無くなっているようだ。なら酒もタバコも味せえへんだろうと思うのだが。

それよりも近所から苦情は無いのだろうか?優しい街なねだろうか?いや違う。私の通っていた高校の地元である。同級生はそこら中にうじゃうじゃいる。神戸のど真ん中、あなた、私、僕、の語彙は無い。わて、うち、われ、である。何するんですか?は、おんどれ何しよんどい、となる。

それよりも、禁煙外来のある病院は敷地内禁煙にしなければならないらしい。初めて知った。賢くなった。

始めは何じゃ、ここの患者みんな髭生やしとる、流行ってんのかいな?と思っていたが、違うのである。私のいたフロアはほとんどが喉やら耳やら鼻やらを手術しているのだ。髭は剃れない。また賢くなった。さすが大学病院だ。

ある日、採血の血が漏れて、シーツが汚れてしまった。泣きそうになりながら謝る20代前半の、えくぼの可愛い看護師、うりざねの横顔から伸びるうなじは細く、その先の大きくも小さくもないバストは恐らく形も良いのだろう。10年前の上戸彩を彷彿させる。聞けば彼氏はいない。私はこぼれた血で090と寝たままシーツに書き、続き、教えてと頼んだら、ダメです、動かないでと言われ、090は消されてしまった。病室では血文字はあかんらしい。また賢くなった。さすが大学病院だ。

2015/09/10

腹、減った

退院が延びて金曜日になりそう。土曜日は落語協会の仕事で和歌山なので、午前中に帰宅して入院中の洗濯物を放り出し、代わりに衣装を放り込み、風呂へ行きたまった髭を剃り、リハビリ。病院食で3キロ痩せたのを取り戻す為、王将、吉野家をはしご、家に帰ってたこ焼き、お好み焼きを食べ、アイスクリーム、プリン、あられ、ゴーフル、ひよこ饅頭、東京バナナをデザートに早く寝て明くる朝、早起きして和歌山。帰りにはウツボの骨の唐揚げを買い、来週は横浜。シューマイ、豚まん、大量に買い込み、車内販売でうなぎパイ、味噌カツ弁当を食べ、5キロ肥える予定。

そのあと、また検査。今度は造影剤みたいなモノを体にぶち込み癌がどこにあってどこに放射線を浴びせるかを決めるらしい。私の場合、ほぼ80%首から上にあるらしい。ほんなら顔癌でっかと尋ねると、そんな癌は無い、と言われた。聞きとれたのは、リンパ、上皮、転移の3つだけ。どうやらコブと筋肉とリンパを摘出し、そのうちの7ヶ所の組織を検査したら1ヶ所から癌が見つかったらしい。

で、9月25日から放射線治療。30日もやるらしい。土日、祝日は休みなので11月半ばまで。喉は火傷し、唾液が出にくくなり、味覚が無くなるらしい。その合間を縫って仕事に行くと言うと無茶苦茶しんどいでっせと言われた。

ただこれは、やってもやらんでも存命率はえらい変わらんらしく、来週の検査結果を見てからにしまひょか、となった。放射線は後半がしんどいらしく、仕事が立て込んでる日を考えて開始日をずらすことも出来るらしい。

仕事はもちろん大事だが、食欲の秋も捨てがたい。まあ、さ来週の結果待ち。

おかげで二週間の入院中、ヒマなので落語のCD30枚、小唄一枚、完聴、電池8個消費、おやつ中国買い、ネタ繰り約30、うち新ネタ二つ。

今から昼飯、シャワー、おやつにえびせんとサラダせんべい、退院の用意、夕食、テレビ見ながらリハビリしながらポッブコーン食べながらネタ繰り、そのあとシュークリーム食べてチョコレート食べてイカせんべい食べて歯を磨いて屁をこいて寝ながらアザラシが腕立てをしているのをキャンディーズが年下の男の子を歌いながら応援している夢を見ながら眠りにつく予定。

2015/09/05

初めて

初めての手術、初めての入院。ことの発端は5月2日の夜、久し振りに髭を剃っていると右耳の下に何やらコブみたいな物体を発見。翌日は春祭の宵宮。地元民のみならず、東京やら外国やら、世界中からだんじりを曳きに、見物に、触りにゾロゾロと50万人ほどが集まって来る。私の後輩で和歌山で耳鼻科医を開業しているN氏もその一人。初日は事故も無く無事終了。明日への鋭気を養いながら、N氏を見れば酔っぱらいながら、酔っぱらいの診察をしている。

私は10円玉を握りしめ、おおN君、診察代持って来た、これ、何や、と喉を突き出した。N君はさすが医者、コブでんがな、イボちゃいまっせ、医者行きなはれ、ほっといたら大きいなりまっせ。である。

大きなったら瘤弁慶出来るがなと言うと、それしか出来まへんで、と言われた。さすが医者である。あっ、それと悪性やったらほっといたら死にまっせ、アホか?悪声はもともとじゃ、と返事をしてから3ヶ月。

まずは地元の病院、MRIで9000円ほど、よう分からんと別の病院でレモン汁飲んで喉の検査で1万円ほど、交通費480円、レモン130円ほど。やっぱり悪性やら良性やら分からん、大学病院でまた検査、1万円ほど。結果は切ってみんと分からん。ほんなら初めから切れよ。切る為にレントゲン、胃カメラ、血液検査、で手術。まだ退院してないので何ぼか分からん。検査結果も出てないので、もうしばらくは入院。

全身麻酔はすごい。何とか意識を失うまいと息を止めると怒られた。窒息寸前で息を吸い込むと、3時間後に目覚めた時には手術は終わり、そこら中が管でつながり、酸素マスクを付けられ、病室に運ばれていた。コブとリンパと神経取りましたあ、ほんならと、お医者さんは帰られた。今日は水も飲んだら飽きまへんでと、笑顔で言い残しながら。

家族も帰った。腹ペコである。前の夜制限時間ギリギリの9時までめしを食い、ポテチとえびせんとアイスクリーム、ういろう、羊羹を食べ、牛乳も飲んだのに、腹ペコ、喉が乾いて死にそうである。熊のように食い溜めして冬眠ならぬ夏眠をしてみたい。

それから連日点滴、検査。昨日やっと抜糸、今日10日ぶりのシャワー。タオル真っ黒けになったが震災の時の久し振りの風呂の時のタオルよりましだった。

ここの病院、義父が入院していたので知っているが食事は美味しい。ただ塩分控えめで量が少ない。特におかずが少ない。だから私のように食事制限の無い者はめしを大盛にしてもらい、ふりかけ、ちりめんじゃこなどは不可欠である。夜7時に夕食が終わると次の日の朝8時まで何も無いのでせんべい、おかき、芋ケンピ、チョコレート、かりんとう、ポッブコーン、柿の種なども必需品である。

そして、看護師さんが例外なく優しくて可愛い。愛想もいい。アホみたいなギャグに笑ってくれる。再婚するなら絶対、彼女たちだ。夏の朝に食べるさわやかな漬け物のようだ。ああ、ナースが最高。

で、いつ退院出来るんだろう?

2015/08/25

分からん

分からんことが多すぎる。

パイプ椅子によく間違えられる可愛い妻のお言葉。おとん、あれ、どこやねん?おとん、これ、ここ置いとくでえ。おとん、済んだか?おとん、私のジュース、食べたやろ!おとん、テレビのやつ、こんまいやつ、新聞の下に乗ってへんか?おとん、冷蔵庫のふた、開いたままちゃうか?おとん、目え、かいねん、湯う沸かしてバンドエイド取ってんか。おとん、このゴキブリフラフラしとる、あんた、屁えこいたやろ。おとん、車、動かへん、ガソリン腐ってるか熱中症ちゃうか?

他人なら七人殺しをして差し上げる。

兄貴の療育手帳と障害者手帳の住所変更の手続き。それに伴う福祉サービスの手続き、保険証、預金通帳のコピーの送付。全て旧住所の役所に送らねばならない。何でも最初にサービスを受け付けた役所が全てやるらしい。法律で決まっているらしい。現住所にまとめてくれと言ったら
あかん、と言われた。ほんなら私が東京に住んでたら、ジンバブエに住んでたら、と聞くと、はい、おんなじことです、と言われた。法律変えてくれと言ったら、国会議員になりなはれ、と言われた。国会議員に立候補しても私も家族も私には投票しないし、私は一夫多妻のバーレーンに帰化する。保育園の待機児童、高齢化対策など、もちろん大事なのは分かるがマイナーな、選挙権はあっても投票行動が出来ない重度知的しょうがい者なんかはどうでもええみたいである。よう分からん。

レストラン、メシ屋で食べる前に、キャーカワイー、と叫ぶお嬢様をよく見かける。ヤバイー、もある。メシはうまそー、オイシソー、だろう。私がシェフならフォークで突き刺す。スマホで撮りまくるパターンもよく見かける。肉、冷めるやんけ、と思い、見ていると冷めきったメシと肉を食い、やっぱりうまいわあ、とわめき、マスター、うまかったわあ、と叫んでおられる。うまいはずないやろ。まず、写真撮って構いませんか?と尋ね、うまい、ではなく美味しかったです、ごちそうさまでした、と、叫ばすに笑顔と共に囁くのが礼儀であろう。私がシェフならナイフでお嬢様を三枚にさばき、ああ、ヤバいことしてもうたあ、と叫ぶ。ますます分からん。

2015/08/18

商品券

神戸市のプレミアム商品券、1冊10000円で12000円分、一人5冊まで。10時から発売で一番乗りは夜明け前。セミの脱皮をまるまる見て初めての交尾を見届けることが出来る。

私は朝、9時前に到着。すでにラジオ体操が終わった自治会の会長、役員さんご夫婦などなど、長蛇の列。もうあかんともう一つの販売店に行くと、整理券は配布済み。諦めて戻ってみると列はさら長くなっている。私の後ろにも次々と並び出す。

ほとんどの人がスマホで連絡を取り合い、どこが行けるとか、あかんとかやっている。

私も負けじとガラケーを開くが家族は全員仕事中。仕方なく数少ないヒマな女友達とバカ話。

電池が切れたので周りを見渡すと、おるわおるわ、近所のおばさん、おじさん、ばあさん、じいさん。夏休みなので学生、子ども連れ。中には乳飲み子二人抱えた奥さん。確かに三人なら15万円使える。しかし、炎天下、冷房の効いたスーパーで100円の一人一つ限りの卵を、私ら三人やでえ、と並ぶのとは訳が違う。うちわとほ乳瓶を手に、熱中症と10時まで戦う。命がけである。

誰かが、早よ整理券配れやとつぶやいた。私もそう思う。誰かが、こら神戸市、もっと発行せんかい、その通りだ。こら、パチンコみたいに18才未満は禁止にせい、のおじさんは笑いを取っていたが子連れの奥さんにメンチを切られていた。どこが景気回復やねん、のおばさんは拍手をもらっていた。

とにかくほとんどが一人5万円。人数かける5万円。大金持ちは並ばない。私も並びたくない。震災の炊き出し以来、並ぶのは嫌いだ。けれど背に腹は帰られない。そこら中からかき集めた5万円。みんなそうだ。今、ここで爆弾テロを起こせば混乱に乗じて何100万円かは手に入る。ただ実行すれば死刑間違いナシ、巻き添えをくって生き残っても、顔見知りだらけなので香典が高くつく。

ヒマなのでそんなことを考えているとスマホで頭をどつかれた。私の不徳のいたすところと、ふと見れば、初めて見る自撮り棒、はるか後ろから責めて来た。私の他にも被害者数人。こら、謝らんかいと、みんな叫んだが自撮り女は口をポカーンと開け、ヘラヘラ笑いガリガリ君を食べていたのでほっておいた。

しばらくして整理券を配り始め、自撮り女の前で終了。私たちは滑り込みセーフ。自撮り女はアウト。自撮り女は泣き叫び、二本目のガリガリ君を振り回していたが、みんなはその勇ましい姿をスマホで撮り、それぞれの友達に流したり、YouTubeに流したりしていた。

夏休みの絵日記に描く小学生もいるだろうなあ。特選取ってどこかに貼りだしてほしいなあ。

暑い夏です。

2015/08/14

久し振り

久し振りに淡路島の室津へ。ちりめんじゃこのような目をした美しすぎる妻の母親の故郷である。

親戚の経営する海の家でくつろいでいると、久し振りで〜す、とやって来たのは妻の又従兄弟、小学生だった彼はおっさんになり、娘が二人、三人ともちりめんじゃこの目をしていた。

そう言えば、そこら中にちりめんじゃこの目がうじゃうじゃいる。ほぼ全て親戚で嫁いだ女の子以外は苗字は限られている。そう言えばいとこ達の小学生時代の名簿は同姓のオンパレードだった。

改めて見渡すとクリッとした可愛い瞳をしているのは私を含め、彼らの配偶者である。私の子ども二人もちりめんじゃこ、甥っ子姪っ子、ちりめんじゃこ、浜の見張りのアルバイト、ちりめんじゃこ、かき氷の姉ちゃん、ちりめんじゃこ、あちこちにちりめんじゃこ、便所に行けばちりめんじゃこ、廊下の隅にちりめんじゃこ。

そう言えば、漁師のおじさんたち、朝早くからちりめんじゃこを捕りに行く。

ちりめんじゃこのおじさんたちの捕るちりめんじゃこ、美味しいですよ。もちろん、他にも河津えび、車海老、カレイ、ひらめなどなど、絶品です。是非お召し上がり下さいませ。海も綺麗で瀬戸内に沈む夕日も最高です。もちろん、民宿、ちりめんじゃこのおばさんたちのおもてなしも心がこもっています。

遊びに行くなら是非、淡路島の室津へ。皆様の使ってくれた貴重なお金は室津を潤し、周り回って皆様をそして私を潤してくれます。